商品番号:4742
重要無形文化財 小千谷縮 八寸名古屋帯
商品詳細
重要無形文化財
仕立て上がり品
長さ 401.5cm 巾 31.5cm
手績みの苧麻糸を地機で織り上げた、織りあがった後に湯もみをすることで生まれる凹凸感のあるシボが独特の風合いとともに涼しさを感じさせ、ざっくりとした織味が素材味のある野趣豊かな味わいとともにしなやかに風を通す重要無形文化財 小千谷縮 八寸名古屋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
淡い胡桃色 明るく渋い橙
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
小千谷縮
小千谷縮は、新潟県小千谷市周辺で作られている麻織物です。千数百年前から作られていたという越後上布を江戸時代初期に改良して、緯糸に強い撚りをかけ織り上げた後に、湯もみを行い独特のシボを出すことで小千谷縮が誕生しました。 麻織物は乾燥に耐性がないため、作る過程で適当な湿気が欠かせず、新潟県の小千谷という地域は雪が多く、湿った空気が保たれていることで麻にとって最適な環境であり、その豪雪地帯の気候を生かし小千谷縮は発展をしてきました。独特のシボによって肌にベタつかずさわやかな着心地で、優れた通気性と吸湿性を持った清涼感あふれる夏物着尺地です。
製造の過程でできる細かなシワである「シボ」が小千谷縮の一番の特徴です。このシボが、シャリシャリとした独特の肌触りとなり、爽やかな着心地に繋がります。シボがあることで布が肌に密着することがなく、服の中にこもった熱気が外に出ていきやすくなると考えられています。
高温多湿という日本の気候にも合っていたことで、日本人に愛される着物となりました。

大渕茂作 重要無形文化財 小千谷縮 着尺 未仕立て品
日本工芸会正会員 溝口あけみ作 小千谷紬 九寸名古屋帯
