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商品番号:540

人間国宝 喜多川俵ニ作 夏九寸名古屋帯

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商品詳細

仕立上がり品

1936- 昭和後期-平成時代の染織工芸家。

昭和11年3月9日生まれ。生地京都の洛北高を卒業後,父喜多川平朗(へいろう)に有職(ゆうそく)織物,唐織などの制作技法をまなび,皇室御用織物の制作や正倉院宝物の復元などにたずさわる。昭和63年父の死去により西陣織の老舗(しにせ)俵屋18代となる。平成5年皇太子の束帯「縠黄丹御袍(こくおうにのごほう)」を制作。11年有職織物で人間国宝。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

喜多川俵二

俵屋・喜多川家は、室町時代以来500年余、西陣で唐織の機屋としてつづき、江戸時代からは有職(ゆうそく)織物を手がけてきました。俵二さんは、1988年に俵屋・喜多川家18代目を継承し、1999年には父である平朗さんに次いで親子二代で「有職織物」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。有職織物とは古代中国より伝えられた織物が平安時代になって色調や文様が日本人好みに和様化され、 平安の公家たちが宮廷の儀式や日常の服飾に用いた日本独特の織物です。 喜多川家は、歴代の皇室の即位式やご成婚の装束を製織し、また伊勢神宮において20年ごとに行われる式年遷宮の御料織物の製織も代々担っており、素晴らしい悠久の美しさが受け継がれています。
長年培ってきた技術で織られた作品は優雅で気品に満ち溢れたものとなります。
格調高い人間国宝の有職織物をぜひこの機会に、お手に取ってお確かめくださいませ。

西陣

「西陣」は西陣織工業組合の登録商標です。
西陣という行政区域はありませんが、いわゆる西陣地区といった場合、上京区・北区を中心に、おおよそ南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたりを指します。
「西陣」の名は、応仁の乱(1467年-1477年)の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことに由来します。
西陣織にたずさわる業者は、こうした京都市街の北西部を中心に集積しています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の総称です。
昭和51年2月26日、国の伝統的工芸品に指定されました。
西陣の織屋は、平安朝以降連綿と積み重ねられてきた高い技術の錬磨に加えて、優れたデザイン創作のため、創造力や表現力への努力を重ね、「大舎人の綾」「大宮の絹」などと呼ばれる織物が作られ、また独自の重厚な織物は寺社の装飾に使用されてきました。
帯などの西陣織の製品には、証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
以前は他産地との区別化のため産地証明がなされていましたが、この番号が証紙に入ることによって、その製品がどこの織元で織られたものかがわかるようになりました。
この組合員番号がいつから始まったものであるかは、実は定かではありませんが、現在の西陣織工業組合の設立(昭和48年)より前の旧組織のもと、昭和20年代後半には既に存在していたようです。
また、番号は、必ずしも織元の古い順に付されているわけではなく、なかには古い織元でも、任意に二桁や三桁の番号を選ばれているところがあるようです。



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