商品番号:569
山下八百子作 本場黄八丈 着物
商品詳細
仕立上がり品
身丈肩約168、裄66、袖丈49、前巾23、後巾28cm
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
山下八百子
山下八百子(やましたやおこ)さんは、東京・八丈島の伝統工芸品である本場黄八丈の伝統と技術を守り続けた染織作家です。
1986年には東京都指定無形文化財工芸技術の保持者に認定され、2002年には名誉都民表彰を受けられています。
山下八百子さんが作り続けた本場黄八丈は、八丈島で受け継がれてきた草木染の絹織物で、1977年に国の伝統工芸品に指定されており、八丈島に自生する植物染料を使い織られています。
中でも八丈刈安(はちじょうかりやす)を使うことで出る独特な黄色から「黄八丈」と呼ばれています。
本場黄八丈の色は刈安、椎、マダミから得る三色。
その伝統を守りつつ、複雑な織技を駆使して美しい中間色を表現する山下八百子さんの黄八丈は、一般的な黄概念から少し離れたモダンで洗練された、そして晴れやかさをも感じさせるドレッシーな雰囲気を備えています。
黄八丈の織り元として、昔ながらの方法を守り続けてきた山下家は、先代山下めゆさんの時代から別格高い評価を受けておられましたが、山下八百子さんの代になり、また伝統に一段と大きな足跡を遺されました。
山下めゆさんから山下八百子さんへと繋がれ、進化する本場黄八丈、その凛としてエレガントな織り味をお楽しみください。
黄八丈
黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。 染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。染色と乾燥を何度も繰り返して定着させるその染色技術は、東京都指定無形文化財に選ばれました。
「染と織」の二段分業体制で行われる黄八丈は、優れた織り手が丹念に打ち込んだ布の心地良さは、袖を通す度に確かな満足を与え、上質な糸を手をかけて染め上げ、三代着ても色あせないといわれるほど強く渋みのある色合い、職人の技法によって表現される多彩な色は人々の心を引き付けます。
生糸を用いて手織りで織られ、平織のほかに、独特の織り模様を作り出す綾織も特徴的な織り技法の一つです。 綾織は光を反射して美しい光沢を出すと共に、身体に添うしなやかさと長い使用に耐える強さを備えます。
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