2025年4月9日~14日にかけて、京都高島屋で開催された第54回 日本伝統工芸近畿展へ行ってまいりました!
また同時に、近畿在住の伝統工芸士約80名の作品が並ぶ「わざの美・現在展」も開催されておりました。
雨の日にも関わらず多くの人で賑わっており、綺麗なお着物を着用されている方もたくさんいらっしゃいました。
今回の近畿展では、染織部門より、紬のふんわりとした質感で柔らかな光が差すような田中優子さんの紬織着物「時ならぬ」が大阪府教育委員会賞を受賞されておりました。
伝統を受け継ぎつつ、現代感覚を織り込んだ作品。
洗練された蒔糊技法とモダンな柄を組み合わせ奥行きを演出する森口邦彦さんの友禅着物、
澄んだ青色の濃淡で様々な表情を見せ、端正な景色が広がる村上良子さんの紬織着物、
精緻な文様を織り出し、力強さと繊細さを兼ね備えた細見巧さんの綴帯。
これらの他にもたくさんの作品が展示されており、どの作品からも、卓越した技と作品への想いを感じました。
進化し続ける、研ぎ澄まされた感性。
弊社も、現代に生きる作品をご紹介できるよう、これからも精進してまいります。