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商品番号:1565

菊池洋守帯地 篠原晃代 染め 九寸名古屋帯地 未仕立て品

お譲りしました

商品詳細

未仕立て品

※生地=菊池洋守作

染=篠原晃代

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

篠原晃代

篠原晃代さんは人間国宝の故・鎌倉芳太郎氏に師事、鎌倉さんが、戦火で途絶えた琉球紅型の中の一つの技法「おぼろ型」を復元され、それを篠原さんが継がれ作品を制作されていました。「おぼろ型」とは、2枚以上の型紙を使い、複数回染めを重ねます。大変手間がかかりますが、複雑な模様や色の重なりを表現でき、「おぼろ」の名前のように、優しく柔らかい作品を染めることができます。日本工芸会正会員としても活躍しておられましたが、2022年に亡くなられ、現在は義理の娘の優子さんがおぼろ型染の作品を製作されています。

菊池洋守

東京都八丈島に工房を構え、「八丈織」を手掛け、独自の感性と卓越した織技で黄八丈に新たな世界を切り開いた染織作家の菊池洋守氏。
1940年東京都八丈島に生まれ、中学を卒業後、染織家の故、柳悦博氏に師事し、内弟子として7年間の修業の後、1962年に独立し、故郷の八丈島に工房を開設されました。悦博氏の縁から白洲正子氏とも交流があり、その才を認められ、白洲さんの店「こうげい」でも作品が取り扱われ、白洲氏ご自身も好んで菊池洋守さんの作品をお召しになられていたことも知られています。
八丈島に伝わる伝統と、柳悦博氏から受け継いだ美の感性と、独自の世界観、染織技法、技の数々から生み出される「八丈織」は、綾織特有の文様が生地に淡く浮かび、品良い光の陰影が極上の美しさを見せます。
菊池洋守氏の手がける「八丈織」は、黄八丈の伝統的な織技法(綾織)をベースに、すっきりとしたシンプルな配色が中心で、現代の街並みに馴染み、着る方を引き立てる色と織、非常に軽やかな風合いとなっています。
織は黄八丈の特徴である複雑な綾織はもちろん、花織、吉野格子、自らが紡ぎ出す「おやり糸」を使った平織まで様々な織技法で表現され、シンプルな色無地でも菊池洋守氏の「八丈織」ならではの上質な艶、光沢感は、美しい華やぎがあります。その風合いは、作品に対して最後まで妥協をしない菊池洋守氏のプライドから生まれるものです。
また、コブナグサ・タブノキ・椎と泥染めによる三色からなる黄八丈とは異なり、菊池さんの織りは洗練された淡彩やシックなニュアンスカラーが美しく、従来の黄八丈にはない色を出すことができます。
精緻な綾織や吉野織によって表現された陰影豊かな景色は絹糸の光沢が最大限に活かされており、他の紬織とは一線を画すエレガントな上質感をお楽しみくださいませ。
※菊池洋守氏は2019年3月に永眠されてしまったため、今後、生産がされなくなってしまった希少なお品となります。

八丈織

八丈島では現在大きく三種類の黄八丈が生産されています。黄八丈織物協同組合を経由する本場黄八丈、黄八丈めゆ工房が生産する山下ブランドの草木染黄八丈、菊地洋守氏が作る八丈織です。
菊池洋守氏の手がける「八丈織」は、黄八丈の伝統的な織技法(綾織)をベースに、すっきりとしたシンプルな配色が中心で、現代の街並みに馴染み、着る方を引き立てる色と織、非常に軽やかな風合いとなっています。
コブナグサ・タブノキ・椎と泥染めによる三色からなる本場黄八丈とは異なり、菊池洋守氏の八丈織は洗練された淡彩やシックなニュアンスカラーが美しく、従来の黄八丈にはない色を出すことができます。
八丈島に伝わる伝統と、柳悦博氏から受け継いだ美の感性と、独自の世界観、染織技法、技の数々から生み出される「八丈織」は、綾織特有の文様が生地に淡く浮かび、品良い光の陰影が極上の美しさを見せます。
織は黄八丈の特徴である複雑な綾織はもちろん、花織、吉野格子、自らが紡ぎ出す「おやり糸」を使った平織まで様々な織技法で表現されます。
シンプルな色無地の中にも、八丈織ならではの上質な艶、光沢感があります。
個人工房である菊池洋守氏は織るだけではなく、糸繰りや綛揚げ、極めつけは幻の糸である「おやり糸」作りまで、すべての段取りを行われます。工房には所狭しと年季の入ったさまざまな道具が置かれ、今となっては珍しい竹筬を使って織り上げます。
普通の織り手とは違う道具使いも相俟って、極上の風合いが生まれます。
菊池洋守氏の八丈織は、美しい華やぎとともに上質な美しさを奏で、現代のきものシーンでもすっきりと都会的に着こなせると高い支持を集めています。

※菊池洋守氏は2019年3月に永眠されてしまったため、今後、生産がされなくなってしまった希少なお品となります。

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



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