商品番号:100
人間国宝 小宮康助作 江戸小紋

商品詳細
重要無形文化財保持者(人間国宝)
日本工芸会正会員
仕立て上り品
身丈168、裄丈68、袖丈49㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
小宮康助
1882-1961 明治-昭和時代の染色家。
明治15年9月9日生まれ。東京出身。
明治14年東京都墨田区に農家の二男として生れ、12歳頃浅草小紋染をしていた浅野茂十郎氏に弟子入りして小紋染の技術を学び、のちに化学染料をつかい,伝統的な小紋染におとらない、型染を開発されました。26歳のときに独立し、昭和4年水質の関係で現住所の中川辺りに居を移し、以来江戸小紋の染上げに苦心を重ね、昭和30年江戸小紋で人間国宝に認定されましたが、昭和36年、78歳でお亡くなりになりました。
こまかな模様染にすぐれ、とくに品のある独自の美しい発色には定評があり、長い歴史の中で常に人気のあった江戸小紋。より良い型の研究や染めの技術の向上などに取り組まれ、重要無形文化財「江戸小紋」として、その業を極められたのが人間国宝の小宮康助氏。 現在では息子さんであり、同じく人間国宝である小宮康孝氏にそれは受け継がれています。
近年、図柄としては「江戸小紋三役」と言われる「行儀」「角通し」「鮫」は特に人気がある様です。
粋でオシャレな江戸小紋で、お出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか。
江戸小紋
小紋と言われる小さな柄で型染めをした着物のことを江戸小紋と言います。
江戸時代に、武士の礼装である裃から発展したと言われており、当時は参勤交代で江戸にやってくる藩士たちを区別するため、藩ごとに決まった柄が定められていました。当時は大柄のものも存在しましたが、江戸幕府が小柄の小紋を武士の公服としたことから、各藩は競い合うかのように、より小さい柄を求め、そのことが結果的に職人の製作技術を高め、緻密で魅力ある着物になったと言われています。細かい柄になればなるほど型紙を作ることや染めることが難しくなるため、この模様は当時も格式の高いものとされていました。
また、江戸小紋は基本的に単色で作られているのが特徴ですが、その背景には江戸時代に出された「贅沢禁止令」があります。これは華やかな色や柄の着物を禁止するもので、それがかえって落ち着いた色味の中からバリエーションを楽しむ美的感覚や、細かな柄に対するこだわりが生み出されるきっかけになりました。
小紋の中でも広く認知され人気も高い江戸小紋は、細かい模様を単色で型染めした比較的落ち着きのあるデザインが特徴のお着物です。控えめながらも凝ったデザインのため、茶席や観劇、結婚式など、カジュアルからフォーマルまで幅広く着用することができますので、愛好者も多いのが特徴です。
江戸小紋は、柄ゆき次第で街着から改まったお席まで、様々な場面でお楽しみ頂ける重宝な着物です。
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