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商品番号:2517

藍田春吉作 江戸小紋

商品詳細

仕立て上がり品

身丈肩165、裄68、袖丈49、前巾24、後巾30㎝

藍田正雄の実父、藍田春吉による染めで、

雨入り万筋(二ツ割)、

3㎝の間に23本縞紋様が入っています。

地色は黒です。

下段真ん中の画像を大きくして、紋様をご覧ください。

横に薄く見える線は、伊勢型紙の糸入れの線です、

手仕事の味わいがあります。

状態、価格はお問い合わせください。

 

 

 

 

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

藍田春吉

作り手の一人として数々の功績を遺された江戸小紋を代表する染師で、日本工芸会正会員でもある藍田春吉さん。
同じく日本工芸会正会員の藍田正雄さんのお父様です。
江戸小紋とは、江戸時代から伝わる「型染」という技法を用いた染め物のことで、特徴は、遠目だと一見無地にも見えるほど細かい文様を染めるところです。
江戸小紋は、特に精緻で細密な型紙を使った小紋で、柄が細かいほど職人の高度な技術が必要となり、格も高くなります。
日本の文化と伝統を肌で感じていただける一生ものの最高級のお品。
是非お手に取ってご覧ください。

江戸小紋

小紋と言われる小さな柄で型染めをした着物のことを江戸小紋と言います。
江戸時代に、武士の礼装である裃から発展したと言われており、当時は参勤交代で江戸にやってくる藩士たちを区別するため、藩ごとに決まった柄が定められていました。当時は大柄のものも存在しましたが、江戸幕府が小柄の小紋を武士の公服としたことから、各藩は競い合うかのように、より小さい柄を求め、そのことが結果的に職人の製作技術を高め、緻密で魅力ある着物になったと言われています。細かい柄になればなるほど型紙を作ることや染めることが難しくなるため、この模様は当時も格式の高いものとされていました。
また、江戸小紋は基本的に単色で作られているのが特徴ですが、その背景には江戸時代に出された「贅沢禁止令」があります。これは華やかな色や柄の着物を禁止するもので、それがかえって落ち着いた色味の中からバリエーションを楽しむ美的感覚や、細かな柄に対するこだわりが生み出されるきっかけになりました。
小紋の中でも広く認知され人気も高い江戸小紋は、細かい模様を単色で型染めした比較的落ち着きのあるデザインが特徴のお着物です。控えめながらも凝ったデザインのため、茶席や観劇、結婚式など、カジュアルからフォーマルまで幅広く着用することができますので、愛好者も多いのが特徴です。
江戸小紋は、柄ゆき次第で街着から改まったお席まで、様々な場面でお楽しみ頂ける重宝な着物です。

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



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