商品番号:3607
人間国宝 小川規三郎作 献上博多織 八寸名古屋帯
商品詳細
重要無形文化財保持者(人間国宝)
日本工芸会正会員
仕立上がり品
長さ約374、巾31,5㎝
小川善三郎(父)に続き、二代にわたり重要無形文化財「献上博多織」保持者
淡い水色地 珊瑚色の独鈷紋様、淡い黄色の華皿紋様
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
小川規三郎
777年という長い歴史を持つ我が国の伝統、博多織。
中でも、小川規三郎氏は、15歳の頃より、父であり後の人間国宝・小川善三郎氏に師事し、自身も2003年重要無形文化財「献上博多織」技術保持者に認定され、親子2代で人間国宝に選ばれたお方です。
博多織の機械化、分業化が進む中で、今なお製作過程の全てに関わり、手織りで仕上げるスタイルを貫いておられます。
日本伝統工芸展、日本工芸染色展、福岡県文化賞などで受賞される一方、九州産業大学名誉教授や博多織ディベロップメントカレッジの学長を歴任するなど、後進の育成にも励んでおられます。
「着るだけで心が和やかになる」、そんな思いから作られる、生きる伝統、「献上博多織」を、ぜひ、この機会にお手に取ってご覧くださいませ。
献上博多織
献上博多織は、福岡県福岡市を中心とする地域に伝わる帯地用等絹織物の制作技術です。博多織の基礎が確立したのは、室町時代末ころに帯地を織り出してからとされるが、江戸時代に入って黒田藩がこれを保護し、毎年帯地その他の織物を幕府への献上品としたことにより献上博多と呼ばれるようになりました。献上博多織の主な製品である帯は、仏具の独鈷【とっこ】、華皿【はなざら】を図案化した独特の縞文様を、経糸の浮文によって織り出したもので、意匠に工夫が凝らされた、和装には欠かせない服飾品の代表的な織物である。
伝統的な献上博多織の制作技術は、経糸を密にし、緯糸を太くして、強く打ち込んで横畝を織り出して現れる平織に特色があり、こうして製織されたものは硬く締まってしかもしなやかな地合を特色とします。その堅牢さが帯地に適しており、生地の畝によって結んだ帯が緩まず、 また、ほどきやすいという機能性を兼ね備えています。
その特性のため、帯に刀を差したり、激しい動きを求められる男帯として重宝されていました。
格調高く独特の風合いは今なお尊ばれています。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。
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