商品番号:4150
小岩井カリナ作 手織り 上田紬 着尺 「水面」 未仕立て品
商品詳細
未仕立て品
長さ 1287cm 巾 37cm
藍砥茶、青碧、朧花色などの鮮やかな色使いで、大きな格子柄を描いた、明るく清々しい風合いの小岩井カリナさん作の上田紬 着尺「水面」です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
藍砥茶 深く渋い青
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
小岩井カリナ
小岩井カリナさんは、かつては蚕種製造業、現在は染め、整経、織りの全工程を行う上田紬の織元に生まれました。
大学で中国語を学び、北京外国語大学へ1年間留学。卒業後、劇団前進座付属養成所へ入所。演劇に関する様々なことを学ぶ。翌年、劇団前進座へ入座。東京国立劇場をはじめとする都市公演のほか、地方巡演の公演活動。2004年退座。 アイルランドへ短期留学し、ヨーロッパを旅する中で日本文化の素晴らしさを改めて感じ、実家の上田紬の道へ入る決意をされました。
2016年、信州紬総合部門伝統工芸士に認定されています。
小岩井カリナさんの着物は、経糸と緯糸に、いくつかの色を使って、大きな格子状になった柄が特徴的で、とてもカラフルで、元気が出る雰囲気だなと思います。
上田紬
上田紬は長野県上田市周辺で生産されている、今から400年ほど前、戦国武将の1人して名高い真田昌幸が上田城を築いた際に、地場産業として奨励した絹織物です。真田家がつくった「真田織」を元に、真田家、仙石家、松平家の上田城を治めた三家がひとつとなって上田紬は広がっていきました。
上田紬は染色、整経 、織りという一連の工程すべてを自社工房の職人が行います。
古来より、くず繭から真綿をかけ、糸を積み、自らの手で染めあげてから織るという細やかな手仕事が受け継がれてきました。
信州上田の地の地域性でもある、人びとの根気強さや勤勉さを物語っている伝統的な技法です。
手触りや肌触りが良いうえ、軽くて丈夫で、シンプルで使いやすいデザインであることから、全国的にも広まり、江戸時代には奄美大島の大島紬や茨城の結城紬と並び、日本の三大紬と称され、昭和50年には、信州紬として国の伝統的工芸品に指定されています。
目の細かい糸使いでしっかりと織り込む技法による丈夫でしなやかな仕上がりが特徴で、歴史的な由来から、真田幸村のように丈夫で強いと物語られてきました。3回裏地を変えても破れないという意味から別名、三裏紬とも呼ばれています。
上田紬のもう1つの特徴は縞・格子柄で、シンプルで飽きのこないデザインは江戸時代より、万人から愛されてきたものです。縦糸と横糸の重なりでさまざまな色や柄が生まれます。
上田紬は伝統的な技法は受け継がれていますが、すべての工程を自社工房の職人のみで行うことができ、自由度が高いことから作り手の一人ひとりの思いを自由に表現できるので、工房によって反物の柄や色合いにも少しずつ変化が生じます。最近では若い方にも受け入れられやすいパステル調や現代的なデザインを取り入れる工房も増えてきています。
農家の副業として生まれた自家用の着物地でもあった上田紬ですが、歴史を受け継ぐ工房が現在でも伝統を受け継いでいます。
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