この度、重要無形文化財「友禅」保持者 人間国宝 日本工芸会正会員の森口華弘さんの訪問着地 未仕立て品を入荷いたしました。
森口華弘さんは、2008年に亡くなられており、未仕立て品でお目にかかれる機会は、そうそうございません。
京都の友禅師・三代目中川華邨氏の門下生となり手描き友禅を修得され、華邨氏の紹介で、四条派の画家・疋田芳沼氏のもとで日本画も学ばれた森口華弘さん。
伝統的な手描き友禅や糸目糊、堰出しなどのほかに、「蒔糊技法」による新しい表現方法を完成され、色数を極力排し、森口華弘さんならではの味わい深く格調高い友禅の世界を開拓されました。
天日で乾かした糊を細かく砕き、布の上に蒔いて防染剤にする「蒔糊技法」。
角張ったままの形に砕いた糊を、着物の全面に蒔き、染め分ける色の順序によって微妙な色相変化を生み出します。
数多くの染色作家の中でも抜きん出たその表現力。
独自の蒔糊技法と個性的なデザインは、未だに多くの方を魅了しています。
燻銀の地に、蒔糊技法を施して横段を描き、美しい梅を咲かせた上品で落ち着いた風合いの森口華弘さん作の訪問着地。
蒔糊を背景とした緻密な表現。冴えわたる画力から漂う品格。
ぜひ、お手元で、ご堪能くださいませ。
仮絵羽長さ 175cm 生地巾 38cm
ホームぺージ未掲載ですので、お問い合わせ時は 「3月4日ブログの森口華弘さんの訪問着地」とお伝えください。
とても人気があり、希少性の高いお品となっております。ぜひ、お早めにお問い合わせくださいませ。
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