先日、山梨県河口湖町にある「久保田一竹美術館」へ行ってまいりました。
1994年に、久保田一竹さん自ら建設された美術館です。
「久保田一竹美術館」はミシュランガイドで10年連続、3つ星を獲得しています。
河口湖周辺の、心が穏やかになるゆったりとした空気の中、一際目立つ正門が目に入ってきます。
近づけば近づくほど迫力に圧倒され、中にはどんな作品たちが待っているのだろうとワクワクしたのを今でも覚えています。
門を潜り抜けると、緑に囲まれ、湧き出る水の音までも楽しむ、自然を愛していたという一竹さんが構想した庭が広がっていました。
本館の扉を入ると、高さ約2メートルの着物が壁沿いにずらりと並び、中央舞台に1枚の着物が堂々と展示されている光景が目に飛び込んできます。
開館30周年記念特別展のテーマは「光響ー冬から早春ー」です。
普段は見ることのない大きさの着物、何度も繰り返し染めることで生まれる唯一無二の彩色、作品の立体感や躍動感を見事に表現する絞りが用いられた合計30枚の作品に圧巻されました。
久保田一竹さんが全身全霊で作り上げた作品からは、意識の高さと作品にかけられた想いを感じました。
弊社でも、久保田一竹さんの作品を多数取り扱うことができていることに感謝したいと思います。
ぜひ、山梨県へ行った際には足を運んでみてください。