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商品番号:2949

人間国宝 稲垣稔次郎作 型絵染 縮緬九寸名古屋帯

商品詳細

人間国宝(重要無形文化財保持者)

日本工芸会正会員

仕立て上がり品

長さ約351、巾31㎝

 

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

稲垣稔次郎

型絵染の人間国宝、稲垣稔次郎さん。

稲垣稔次郎さんは明治35年3月3日、京都市下京区麩屋町綾小路下る俵屋町に父、稲垣竹次郎さん、母、しげさんの次男として生まれました。父は岸竹堂門下の日本画家で、漆器や金工品の図案家としても活躍していました。兄は25歳で夭折しました日本画家の稲垣仲静さん(本名 廣太郎)です。

幼少の頃から、芸術家である父の背中を見て育った兄弟は自ずと芸術の道に進みます。 大正11年3月に京都市美術工芸学校を卒業した稔次郎さんは、東京三越本店図案部に就職しますが、父と兄の急逝により帰京し、松坂屋京都支店図案部に勤務しました。 この松坂屋で捺染友禅の図案家として仕事をするとともに、京都西陣などの染色工場を訪れ独学で研究を重ねました。
昭和6年松坂屋京都支店を退職し、染色作家として独立しましたが、納得のゆく作品ができるまでは作品の発表は控え、昭和15年、第15回国画会展にく西瓜の図>を出品し、国画会員を受賞しました。その後、稔次郎さんは多くの賞を受賞し自身の地位を確立していきました。
陶芸家の富本憲吉さんと出会い、また、生涯の盟友となる小合之助さんらと結成した「母由良荘」に参加するなど芸術活動の幅を広げます。昭和21年く松の図屏風>が第1回日展で特選となり、翌年富本さん、小合さんらと新匠美術工芸会を結成し終生、富本さんとともに行動をともにします。
昭和24年京都市美術大学講師となり後に教授となりました。その後も多くの展覧会で受賞を重ね昭和37年3月、型絵染により重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けました。

昭和38年6月10日京都府立医科大学にて逝去しました。


型絵染め

型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。



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