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商品番号:4336

日本工芸会正会員 菊池宏美作 江戸小紋

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商品詳細

日本工芸会正会員

仕立て上がり品

身丈肩 168cm 裄 68cm 袖丈 50cm 前巾 25cm 後巾 30cm

シックな黒の地に、端正で都会的な表情の万筋を配した、シンプルな中に洒落みを感じる小紋師 菊池宏美さん作の江戸小紋です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

菊池宏美

1967年生まれ。伝統工芸展で数々の入選を重ねる実力派で、江戸小紋師として活躍されています。また、日本工芸会の正会員でもあります。大学卒業後、大手電機メーカーに勤めていたある日、江戸小紋の第一人者である故・藍田正雄氏の作品に出会い運命を感じ、1997年に弟子入りをしました。2011年に独立し、工房「よし菊」を開設しています。5年後の2016年には銀座もとじで初個展を開催しました。現在も藍田氏の「今のものを作れ」という言葉を胸に、今の時代に映える江戸小紋の創作に取り組まれています。昔ながらの伊勢型紙の紋様をベースにしながらも、創造性あふれる新しい作品は、男女問わずまといたくなる清々しさがあります。

江戸小紋

小紋と言われる小さな柄で型染めをした着物のことを江戸小紋と言います。
江戸時代に、武士の礼装である裃から発展したと言われており、当時は参勤交代で江戸にやってくる藩士たちを区別するため、藩ごとに決まった柄が定められていました。当時は大柄のものも存在しましたが、江戸幕府が小柄の小紋を武士の公服としたことから、各藩は競い合うかのように、より小さい柄を求め、そのことが結果的に職人の製作技術を高め、緻密で魅力ある着物になったと言われています。細かい柄になればなるほど型紙を作ることや染めることが難しくなるため、この模様は当時も格式の高いものとされていました。
また、江戸小紋は基本的に単色で作られているのが特徴ですが、その背景には江戸時代に出された「贅沢禁止令」があります。これは華やかな色や柄の着物を禁止するもので、それがかえって落ち着いた色味の中からバリエーションを楽しむ美的感覚や、細かな柄に対するこだわりが生み出されるきっかけになりました。
小紋の中でも広く認知され人気も高い江戸小紋は、細かい模様を単色で型染めした比較的落ち着きのあるデザインが特徴のお着物です。控えめながらも凝ったデザインのため、茶席や観劇、結婚式など、カジュアルからフォーマルまで幅広く着用することができますので、愛好者も多いのが特徴です。
江戸小紋は、柄ゆき次第で街着から改まったお席まで、様々な場面でお楽しみ頂ける重宝な着物です。

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



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