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商品番号:3691

人間国宝 与那嶺貞作 読谷山花織 開き九寸名古屋帯

商品詳細

重要無形文化財保持者(人間国宝)

仕立上がり品

※開き仕立て

長さ約398、巾31,5㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

与那嶺貞

与那嶺貞氏は1909沖縄県読谷生まれの染織、着物作家です。
首里女子実業学校で染織の技術を習得後、読谷に戻って女子補修学校の教師をしながら織物の制作を続け、1964年、村の生活改良普及員を勤めていたときに村長から依頼を受け、当時ほとんど途絶えかかっていた「読谷山花織」の復元に邁進されました。
琉球王朝時代に花開き、琉球王朝の御用布として織り継がれながらも、明治期の激しい時代の変化に伴って衰退し、また戦争をはさんで一時途絶えた読谷山花織。 与那嶺貞氏は昭和30年代の終わり頃に周囲からの熱い希望によってその復元に従事され、土地の古老から聞き取り調査を行い、わずかに残っていた祭り衣裳などを手がかりとして、数少ない資料や伝聞から試行錯誤と熱心な研究、創作を続け、ついに読谷山花織の技法と文様の復元に到達し、その技術を確立されました。さらに糸や道具類の調達から高機の改良に努めて伝統的な読谷山花織の技法を高度に体得、また木綿地だけでなく、絹地による制作技法の改良にも大きく貢献されました。
そして地域の産業として二度と途絶える事がないように後継者の育成や普及にも尽力され、1975年に沖縄県指定無形文化財「読谷山花織」の保持者に認定、1999年に重要無形文化財「読谷山花織」の保持者に認定されます。
花織の名前のごとくお花が咲いたような表現を織で実現し、数ある沖縄の染織品の中でもその可憐な美しさが印象的な読谷山花織。
与那嶺貞の伝統を維持しつつも現代的な感覚を盛り込んだ作風は多くの着物ファンを魅了し続けています。
2003年に、気管支肺炎のため沖縄県浦添市の病院で死去されました。

1909年 沖縄県読谷村に生まれる
1964年 花織の復興・研究・制作に取り組む
1975年 沖縄県指定無形文化財保持者「読谷山花織」認定
1977年 第24回日本伝統工芸展初入選
1979年 第14回西部工芸展 朝日新聞社金賞受賞
1982年 勲六等瑞宝章受章
1986年 沖縄タイムス芸術選賞 大賞受賞
1990年 日本工芸会正会員 沖縄県文化功労者
1991年 読谷村功労賞を受賞
1993年 沖縄タイムス文化賞受賞
1994年 第37回日 本民芸公募展・内閣総理大臣賞
1995年 第15回伝統文化ポーラ特賞受賞
1999年 重要無形文化財保持者「読谷山花織」認定
2001年 勲四等宝冠章受章
2003年 逝去

読谷山花織

読谷山花織(よみたんざんはなおり)は沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物です。
読谷山花織の特徴は、織り地に先染めされた糸で花のような幾何学模様の文様を織り込んでいることです。素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染める素材は琉球藍や福木(ふくぎ)、すおうなどを用いて染められます。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に赤や黄、白色などで花模様を表します。花模様は基本的な単位の図柄が決まっていて、それぞれに意味があります。「ジンバナ(銭花)」と呼ばれる銭に似せた花模様は裕福になるように、「オージバナ(扇花)」は末広がりの扇の模様が子孫繁栄を表しています。また「カジマヤーバナ(風車花)」は沖縄の風習にならって長寿を祝う風車の形をしています。こうした基本模様に縞や格子を組み合わせ、さらに複雑な模様を生み出した織物は、素朴ながら立体感のある花柄が華やかな雰囲気の織物となっています。
沖縄県指定無形文化財・経済産業大臣指定伝統的工芸品としても名が知れ渡るようになりました。
ちなみに読谷山花織の復活に大いに貢献した与那嶺貞は人間国宝にもなっています。
丁寧な手仕事の温かみが嬉しい沖縄の染織品。
歴史と気品がしっかりと息づいたお品をこの機会にお手に取ってみてはいかがでしょうか。



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