商品番号:4285
作家不詳 型絵染 紬九寸名古屋帯
商品詳細
仕立て上がり品
長さ 358.9cm 巾 30.3cm
温かな朧花色の紬地に、多様な色使いと可愛い作風で大きく実ったカブのようにも見える植物に小鳥たちが集まる、個性あふれる味わい深い九寸名古屋帯です。断定はできませんが、添田敏子さんの作風によく似た心が和む作品です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
温かな朧花色 明るく渋い青
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
型絵染め
型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。
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