商品番号:4762
作家不詳 夏紬 型絵染 九寸名古屋帯
商品詳細
仕立て上がり品
長さ 380cm 巾 31cm
明るい黄と淡い砥粉色の地に、その身いっぱいに大きく花弁を咲き広げる花々を、鮮やかな色使いで描き、敷き詰めた、力強い生命の美しさ、優しい色彩が華やかな女性美を彩る作家の個性が光る九寸名古屋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
淡い砥粉色 橙みの白
:
黄 鮮やかな黄
:
苔色 深く渋い黄緑
:
深蘇芳 暗い紅赤
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
型絵染め
型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。

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